あっさりと

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データベーススペシャリスト試験対策(主に午後2など)

はじめに

情報処理技術者試験データベーススペシャリストに合格した。

f:id:fukuyama012:20180624172851p:plain 前回は不合格(午後1が85点, 午後2が51点)で2回目の受験で合格となった。
落ちたパターンと受かったパターン両方体験する事となった。
前回、今回と別のアプローチ(設問選択)で試験に望んだので自分なりの対策方針を共有する。

筆者の環境、前提

WEBアプリケーションエンジニア
テーブルスキーマの変更やデータ操作クエリも業務で日常的に使用する。
応用情報技術者保有している。(午前1試験免除期間中)

使用参考書

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

午前〜午後1試験対策

  • 参考書を一通り読む。

  • 過去問をひたすら解く*1*2

午後1まではとにかく数をこなすのが有効と思われる。

午後1対策のポイント

  • 午後1は3問中2問選択する形式なので自分の苦手分野と得意分野を明確にしておいた方が当日迷わずに済む。

  • 午後1の設問後半は少しひねっていたり難易度が上がっている場合が多いのでその部分がわからなくても焦らず、 設問前半部分の基礎的な所を落とさないようにすると十分合格圏内に届くと思われる。

  • 時間制限が厳しめなので準備段階から時間を区切って練習する。

午後2 設問選択の分析

問1(物理設計系)を選択するか問2(データモデリング系)を選択するかで大きく方針が分かれる。
時間が有れば両方対策でファイナルアンサー
自分の感触だと以下の様になる。

問1(物理設計系)

問題との相性によって結果が大きく変わる大穴的設問。
ある程度の実務経験 or プライベートでも練習用に環境構築など行えれば勉強時間がかなり少なくても合格出来る可能性が有る。

問2(データモデリング系)

事前の準備によって結果が安定してくる本命的設問。
長文問題は読むのが大変 かつ 年度によって難易度は変わるが答え方や問うてくるポイント自体はある程度共通なので練習すればするほど得点に繋がりやすい。

採用した方針

平成29年度

  1. 練習で平成22年度と平成25年度の午後2問2*3を解いた所全然できずに心が折れた。

  2. 問1の物理設計系は平成26年〜28年あたりを解いてみたら合格ラインくらい得点できた。

  3. 問1に絞って受験した所、設問内容が相性悪め かつ 難問*4だった。。

→ 不合格

平成30年度

  1. 問1の物理設計系は運要素が強いと考えたので問2のデータモデリング系に照準を合わせて準備をする事にした。

  2. 問2は年度によって難易度が結構変わるが難しい時は他の受験者も点数は低いと思われるので基礎〜中難易度の部分を落とさない事を意識する事にした。

  3. 年度による難易度の違い(高*5、中、低*6くらい)を想定してどのパターンが来ても問題ない様に対策した*7

→ 合格!

午後2 設問選択まとめ

  • 試験対策時間があまり確保出来ない場合は大穴狙いで問1の物理設計系を選択すると良いかもしれないよ

  • 無難にやるなら問2のデータモデリング系をしっかりと対策した方が合格し易いよ


雑感

  • 資格有無は業務能力に関係無いという意見も有るけど、曖昧な部分が整理されるので実用レベルまでブラッシュアップしていくか使えない知識として腐らすか、活かすも殺すもその人次第だと思う

  • かつてはSQL知らなくても問題選択次第で合格できたらしいけど最近は無理らしい

*1:午前2は6年分くらいを2週

*2:午後1は参考書内で勧められた設問を中心に20問くらい解いた

*3:後で振り返ったら近年難易度TOP1、2の設問だったと思われる。。

*4:TAC評価

*5:難易度が高い時は概念データモデルのマスタ系エンティティとトランザクション系エンティティを大量に追記する必要が有り、更にサブタイプが複雑に絡んだりする

*6:難易度が低い時はエンティティ群が設問中にほぼ用意されている場合が有る 平成24年度等

*7:練習で7問くらいは解いた