リファクタリング―既存のコードを安全に改善する― を読んで
はじめに
継続的にソフトウェアを改善するにはリファクタリングは欠かせないタスクである。
自分でも意識してリファクタリング作業は行っているが改めて体系的に纏まった情報を確認する事にした。
全体の感想
リファクタリングは多岐にわたる条件や構成の元で行う場合が多く端的な説明が難しいと思われるが、数ページ単位にまとめられた構成でリファクタリング技法が紹介されておりシンプルに理解しやすい。
各リファクタリング技法は以下の様に構成されており全体から詳細へと読み進める事が出来る。
クラス図 or 概要コード ↓ 動機 ↓ 手順説明 ↓ コード例
その他にはリファクタリングを実施すべき時を知らせる”コードの不吉な臭い”や、開発現場でのリファクタリングに対する動機付け等についても記述されている。
おすすめ読者層
リファクタリングスキルを向上させたい人
効果的な指摘をしてもらえるレビュアーがいない人
非効率なコードに溺れているが改善方法が思いつかない人
オブジェクト指向の基礎に触れたので次のステップに進みたい人
印象に残った言葉
雑感
新装版 リファクタリング―既存のコードを安全に改善する― (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)
- 作者: Martin Fowler,児玉公信,友野晶夫,平澤章,梅澤真史
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2014/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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