あっさりと

ソフトウェアや技術話など諸々

SQLアンチパターンを読んで

説明不要なほど有名な技術書籍ですが自分なりの感想。

「良いと思った点」

  • 具体例がわかりやすい

各章でそのアンチパターンが発生する背景となる具体例から説明が開始されておりかなり読みやすい。

具体的背景 → アンチパターンの見つけ方 → アンチパターンの弊害 → 対策例


基本的に上記の流れで解説が進み理論的に知っていた事も具体例を持ってまさに体得する感じで理解出来た。

  • 定石的な手法を知れる
論理設計、物理設計、クエリ、アプリケーション設計

初心者が引っかかりそうな部分を一通り網羅しており定石的な事を教えてくれる先輩がいない時に参考に出来そう。
逆に本書の理解度半分以下なら単独でDBスキーマを変更するような案件を担当するのは厳しいかも^^;

  • 使えそうな技術Tips

多重階層な情報を表す時、閉包テーブルを使うと便利だったり、 ログイン失敗時にIDとパスワードどちらを間違ったのか明確にしたりなど色々


「オススメする読者層」

  • とりあえずSELECT, UPDATEなどを使って処理が書けるけど効率的な処理や構造を学びたいSQL初心者

  • 理論的な事は色々知ってるけどもっと内容を明確に理解したいSQL中級者

実際には理想論通りにはいかないことも有るけど、定石知った上で崩す方が良いよねって事で。。

SQLアンチパターン

SQLアンチパターン